「フルショットもコントロールショットもイメージしやすい。僕にとっての”万能”クラブ

今年のマスターズ・トーナメントで、メジャーでの自己最高位となる5位に入賞した松山英樹。目標とするメジャー制覇に向け着実に歩みを進めている松山が、PGAツアーの2014〜2015年シーズンの開幕戦から愛用しているのが、クリーブランドの軟鉄鍛造ウエッジ「588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ」だ。自身初の監修モデルでもあるこのウエッジ。その特長や使用感、さらには自身が抱く信頼感について、松山英樹が語る―。


構えやすい顔と高いスピン性能、そして守備範囲の広いソール形状

“顔”の見え方がすごくよかったです。小ぶりで、すごく操作がしやすそうな顔をしているなという印象を受けました。第一印象がよくないと、試合では使えないと思うのですが、このウエッジはその第一印象がよかったですね」
 初めて「588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ」(以下、588 RTX 2.0 PF)の試作品を目にした時の印象について、松山はこう語る。

588 RTX 2.0 PF(左)と、鋳造モデルの588 RTX 2.0のヘッド形状の比較。「小ぶり」「ストレートなトップライン」「逃がしたトゥ下部」などの588 RTX 2.0 PFの特徴が、カットショット時などでの操作性の高さを生み出す。

 松山が好印象を抱いた588 RTX 2.0 PFの“顔”。鋳造モデルである「588 RTX 2.0」「588 RTX 2.0 CB」のヘッドが丸みを帯びているのに対し、こちらはトップラインをストレートにしてヒール部の高さを抑えたティアドロップ型になっている。また、リーディングエッジから続くトゥ下部を逃がすことで、フェースを開いてのカットショットのイメージを出しやすくしたのも、松山のプレースタイルに合わせたものだ。
 ウエッジを選ぶ際、「顔を見て、“構えやすい”と感じたら打ってみる」という松山が、次にチェックするポイントはどこか。
「スピンです。打ってみて、スピンが入るか、入らないか。それでスピンが入ったら、さらにバンスをチェックします。バンスが効いていないと、スピンがきちんと入りません。だから、バンスの形状や実際の効き具合も重要なチェック項目です
 松山が求めるスピン性能を実現するために、588 RTX 2.0 PFのフェースには、クリーブランドが新たに開発した技術を搭載している。鋳造モデルにも採用されている「ROTEX 2.0 フェースパターン」や「レーザーミーリング」、「ツアージップグルーブ」といった技術がそれだ。それらによって摩擦力やグリップ力を高めたことで、スピン性能が安定かつ向上した点を、松山も高く評価している。

フェースに搭載された「ROTEX 2.0 フェースパターン」「レーザーミーリング」「ツアージップグルーブ」といったクリーブランドの最新技術が摩擦力やグリップ力を高め、スピン性能の安定・向上につながる。

スピン性能自体、前のモデルより向上しているなと感じます。より一層スピンが入るようになったという印象を受けますし、フェース面が変わったことによって、バンカーショットでの寄るイメージはすごく増しましたね
 また、スピンと同様に松山が重視するバンスと密接に関係するソール形状も、鋳造モデルの「スタンダードバンス グラインドソール」を採用した。これについて松山は、
使ってみて、バンスの効き方がすごくよかったので、距離感が合わせやすいなと感じました
 と語る。国土が広大なアメリカでは、西海岸と東海岸とでは、芝質も、その下の地盤の硬さも大きく異なる。そのため、かつての松山はコースや芝質に応じて、ソールを削ってほしいという要望を、クリーブランドのアメリカ人クラフトマンに時々出していた。それが、588 RTX 2.0 PFを使い始めてからは、ソールを削ったことはこれまでないという。これは、588 RTX 2.0 PFのソール形状の“守備範囲”の広さを物語るものといえるだろう。

ウエッジを4本に増やしたことで、微妙な距離の打ち分けが可能に

 ところで、松山がRTX 2.0 PFを使い始めるのにあたり、ウエッジの数をそれまでの3本から4本に増やしたのをご存じだろうか。
 松山が昨シーズンから使用する「スリクソン Z945 アイアン」のピッチングウエッジのロフトは46°。それに続くウエッジとして、昨シーズンまでは52°と58°の2本をバッグに入れていたのを、現在では50°、56°、60°というセッティングに変えている。その意図について松山はこう話す。

今シーズンの松山のウエッジのセッティング。昨シーズンまでの3本から「PW、50°、56°、60°」という4本に増やしたことで、ヤード刻みの打ち分けがしやすくなった。

自分の好きな距離と嫌いな距離があって、そのあいだを詰めたいなという思いがずっとあったんです。距離のバリエーションを増やすために、ロフト体系を変えようとしていたときに、このウエッジが出来上がってきました。588 RTX 2.0 PFに換えた際に4本に増やしたことで、今までクラブ選択で迷っていた距離にもうまく対応できるようになってきました。そこはすごくよかったなと思います」

 こうしたセッティングの考え方は、アベレージゴルファーにも当てはまると松山はいう。
「アベレージゴルファー向けのアイアンはたぶんストロングロフトになっていると思います。PWが44°とか45°になっている場合、次の番手が52°だと、あいだがかなり空いてしまいます。だから、そのあいだに一本加えるのは、すごく有効な手だと思いますね

 そうしたセッティング変更も含め、588 RTX 2.0 PFは、日本とくらべコースセッティングがタフだといわれるアメリカツアー、さらにはメジャーを戦う上で強力な武器になっているようだ。
「アメリカでは、コースによって芝質が変わるので、打ち方をすごく考えないといけないのですが、それに加えて、やはりクラブに頼る部分もすごく大きいと思います。その点、今年のマスターズでは、打ち方、クラブともにアプローチショットに関してはうまく攻略できたかなというイメージがあります

今年のマスターズでアプローチショットを放つ松山。「寄せるにはここに落とすしかない」というポイントに確実に落とす精度の高さに加え、588 RTX 2.0 PFのスピン性能の高さが、オーガスタの難グリーン攻略につながった。

 自身の監修モデルということもあって、588 RTX 2.0 PFに対して全幅の信頼を置いている松山。改めて、そのすぐれている点について聞いてみた。
やはり一番は“構えやすさ”です。ウエッジというクラブは、フルショットもコントロールショットも打たなければなりません。つまり、「万能」でなければいけないのですが、588 RTX 2.0 PFはフルショットもコントロールショットもイメージしやすい、僕にとっては万能のクラブですね

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松山英樹プロがアメリカツアーで愛用している「588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド ウエッジ」のヘッドの刻印には、自身の好みの色であるブルーと白が使われている(写真)。無料で実施中のカラーカスタムサービスを使えば、松山プロと同じカラーリングのウエッジが手に入る。
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